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ケミカル船にバラスト装置搭載

2018/04/17

 ユニトラ海運は2日、ケミカル船“Kohsenri”に搭載したバラスト水処理装置「BSKY200」の試運転を完了し、下ノ江造船に引渡した。同船は永井海運向けの新造船。
 「BSKY」は、無錫藍天電子有限公司が設計・製造するバラスト水処理装置で、独自技術のハイドロサイクロン(液体遠心分離機)による一次処理後に、超音波(US)と紫外線(UV)を用いた二次処理を行い生物を殺滅する。また必要な配管数が少なく設置工期を短縮できる特長がある。今回の搭載は通常工期の約半分で完工した。
 同装置の搭載1番船であるケミカル船“Koka Maru”は順調に稼働中。同船は昨年9月にバラスト水処理装置を搭載した。
 「BSKY」は現在、来年中頃の米国沿岸警備隊(USCG)型式承認を目指して試験中だ。
 ユニトラ海運は「BSKY」の日本における販売代理店を務める。

 

海事プレスニュース 2018/04/16より

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